生活習慣病
生活習慣病

溝の口・高津区周辺にお住まいの方で、生活習慣病でお悩みの方へ
このようなお悩みはありませんか?
「今は症状がないし、もう少し様子を見よう」——生活習慣病はそう思いやすい病気です。
しかし、自覚症状がないまま進行し、心筋梗塞や脳卒中といった深刻な合併症を引き起こすのが最もこわいところです。病気の進行は、受診を待ってくれません。
「生活習慣の改善だけで様子を見るべきか、それとも薬物療法が必要か」——その判断を、ぜひ一度ご相談ください。
日本内科学会認定総合内科専門医として、患者さんの病状とライフスタイルに合わせた治療方針を考えていきます。
食事・運動・喫煙・飲酒・睡眠といった日常の生活習慣が、発症や進行に強く影響する病気です。遺伝や体質の関与もありますが、生活習慣を見直すことで一定の改善が期待できるのも、この病気の特徴です。
当院では、高血圧・脂質異常症・糖尿病・高尿酸血症(痛風)を中心に診療しています。これらは単独だけでなく複数が合併したり、メタボリックシンドロームとして現れることもあります。
生活習慣病の治療は、薬を処方して終わりではありません。診断をきっかけに、食事・運動・睡眠といったライフスタイル全体を一度見直すことが、非常に大切です。
「血圧が高いけど症状がないからいいや」
「検診の時だけ上がったんだろう」
こうした理由で治療を先延ばしにされている方は、実際に多くいらっしゃいますが、長期的には脳卒中や心筋梗塞のリスクを高めます。
診断基準は「診察室血圧:140/90mmHg以上、家庭血圧:135/85mmHg以上」です。
診察室でだけ高くなる「白衣高血圧」や、その逆の「仮面高血圧」を見極めるため、ご自宅での毎日の血圧測定(家庭血圧)をお勧めしています。
治療の基本は生活習慣の改善(減塩・適度な運動・禁煙など)ですが、改善が乏しければ降圧薬の内服を行います。
薬を内服しても血圧が下がらない場合は、ホルモン異常(原発性アルドステロン症など)の可能性がありますので、総合病院を紹介します。
「脂っこい食事を減らすから大丈夫」
「これからダイエットするから大丈夫」
コレステロールの異常と中性脂肪の異常を総称して脂質異常症といいます。
コレステロールはLDLが悪玉、HDLが善玉と総称されています。中性脂肪は食事・飲酒の影響を受けやすい点が特徴です。
診断基準はLDLコレステロール140mg/dL以上、HDLコレステロール40mg/dL未満、中性脂肪が空腹時で150mg/dL以上・随時採血で175mg/dL以上です。
ただし、これらはあくまでスクリーニングの目安であり、他のリスク因子と合わせて総合的に治療方針を判断します。
治療の基本は生活習慣の改善ですが、改善が乏しければ内服での治療を行います。
「甘いものを控えているから大丈夫」
というのは誤解で、炭水化物の過剰摂取、運動不足、遺伝的体質なども大きく関わります。大多数を占める2型糖尿病は生活習慣と関連が深く、放置すると三大合併症「しめじ(神経障害・網膜症・腎症)」や大血管障害である脳梗塞・心筋梗塞・壊疽にもつながります。
診断の目安は空腹時血糖値126mg/dL以上、随時血糖値200mg/dL以上、HbA1c6.5%以上です。
HbA1c6.0〜6.4%は「糖尿病予備群」とされ、健診で「要経過観察」と言われた方も放置せず、まずはご相談ください。
2型糖尿病では生活習慣の改善を基本とし、効果が不十分な場合は内服薬、さらに注射薬へと段階的に検討します。
命に直結するイメージは薄いかもしれませんが、痛風発作や尿管結石を起こすと歩行困難になるほどの激痛を伴います。
高尿酸血症の診断基準は血清尿酸値7.0mg/dL以上です。
「プリン体ゼロ」のお酒でも、アルコール自体が尿酸値を上げるため節酒・禁酒が不可欠です。治療は生活習慣の改善(食事・節酒・水分摂取)を促し、改善が不十分な場合は内服治療を行います。
メタボリック症候群とは、内臓脂肪の蓄積に加えて、高血圧・脂質異常・高血糖のうち2つ以上が重なった状態を指します。診断の目安は腹囲が男性85cm以上・女性90cm以上で、かつ血圧・血糖・脂質の3項目のうち2つ以上に異常がある状態です。
各疾患が単独でも心筋梗塞・脳卒中のリスクになりますが、重なるほどそのリスクは相乗的に高まります。一方で、内臓脂肪を減らすことで複数の異常がまとめて改善する可能性があるのも、メタボリック症候群の特徴です。
「生活習慣病があるが、まだ薬は飲みたくない」という方こそ、まずは食事運動療法としてメタボリック症候群の改善を目指すことが良いでしょう。
生活習慣病と呼吸器の病気は関係が浅いように感じられるかもしれませんが、実は非常に密接に関連しています。
肥満・メタボリック症候群と睡眠時無呼吸症候群は、互いに悪化させ合います。
内臓脂肪が気道周囲を圧迫していびき・睡眠時無呼吸のリスクを高めます。逆に睡眠時無呼吸による夜間低酸素が高血圧・糖尿病をさらに悪化させます。
適応があればCPAPを用いることで、生活習慣病のリスク低減が期待できます。
内臓脂肪からの炎症性物質・横隔膜圧迫・逆流性食道炎などを介して、肥満は喘息や長引く咳を悪化させます。喘息による息苦しさから運動をしなくなって肥満につながる可能性もあります。
呼吸機能検査・FeNO検査で原因を調べます。肥満・メタボリック症候群がある方で喘息・長引く咳でお困りの方はぜひ一度御相談ください。
糖尿病による免疫低下は肺炎の重症化や肺NTM症/肺MAC症のリスクを高めます。歯周病との関連から誤嚥性肺炎にも注意が必要で、当院では歯科医院と連携し口腔内ケアも同時に目指します。
ACE阻害薬による薬剤性咳嗽は見落とされやすく、「喘息」と誤診されるケースもあります。
降圧薬を飲み始めてから咳が出る方は、呼吸器専門医にご相談ください。
生活習慣病の治療では、数値を改善するだけでなく、心肺機能を守ることを目標にしています。
勤務医時代、病院に運ばれた患者さんのご家族から「この人、病院嫌いだったから…」とこぼされる場面を何度も経験しました。あの時もっと早く治療できていれば——そう感じるたびに、生活習慣病の早期診療への思いが強くなりました。
生活習慣病を治療することで仕事もプライベートも充実した健康な日々が長く続くように、患者さんの力になれたらと思います。
当院では総合内科専門医として生活習慣病を、呼吸器・アレルギー専門医として専門的な診療を、一院で行います。
「健診で異常を指摘されているが治療していない」「生活習慣病があって長引く咳に困っている」「いびきがひどい」という方も、ぜひご受診ください。
溝の口周辺の働き盛りの現役世代の方にも通院を継続していただけるよう、東急田園都市線・大井町線「溝の口駅」徒歩1分、JR南武線「武蔵溝ノ口駅」徒歩2分というアクセスの良さを活かしたクリニックづくりを行っています。
症状がないからと放置せず、お気軽にご相談ください。
症状がない「今」こそ、受診のタイミングです。
生活習慣病は自覚症状がないまま血管にダメージを与え、心筋梗塞や脳卒中のリスクが高まります。健診結果をお持ちいただき、生活習慣の改善で様子を見るべきか、投薬が必要かを一緒に考えましょう。
必ずしも一生飲み続けるわけではありません。
内服開始をきっかけに食事・運動・睡眠などの生活習慣を見直すことで、薬の量を減らしたり休薬できたりする方もいます。患者さんのライフスタイルに合わせて、無理のない治療計画を一緒に考えます。
はい、もちろんです。当院では特に力を入れています。
血圧を下げるお薬(ACE阻害薬など)には、副作用として乾いた咳が出やすいものがあります。また、生活習慣病と睡眠時無呼吸症候群や気管支喘息が関連しているケースも少なくありません。
当院では総合内科専門医と呼吸器専門医・アレルギー専門医の両方の視点から、症状の原因を考えます。
執筆・監修
溝の口駅前内科・呼吸器内科 院長 高野賢治
(日本内科学会認定総合内科専門医・日本呼吸器学会認定呼吸器専門医・日本アレルギー学会認定アレルギー専門医)
参考文献
日本高血圧学会『高血圧管理・治療ガイドライン2025』
日本動脈硬化学会『動脈硬化性疾患予防ガイドライン2022年版』
日本糖尿病学会『糖尿病診療ガイドライン2024』
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