2026年9月11日

いびき・睡眠時無呼吸症候群の検査と治療を受けたい方へ
いびきでお悩みの方で、以下のような症状はありませんか?
☑ 夜間のいびきを家族から指摘されている
☑ 日中に眠気・だるさ・集中力の低下がある
☑ 運転をするため、睡眠時無呼吸症候群がないか心配
☑ 肥満はないのに、睡眠時無呼吸症候群のような症状があって心配
☑ 朝起きたときに喉の渇き・痛みがある
☑ トイレのためではないのに、夜間に途中で目が覚めてしまう
これらの症状から睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合に、当院で行う検査と治療の流れについて、呼吸器専門医の立場から解説します。
睡眠時無呼吸症候群はご高齢の方だけでなく、日中の活動量が多い現役世代の方にとっても重要な疾患だと考えています。
当院の特徴は、睡眠時無呼吸症候群の検査を機器の宅配でご自宅での在宅検査で完結できるようにし、通院の負担を減らしていることです。
またCPAP治療が必要な場合も予約診療により待ち時間をできるだけ短縮し、溝の口駅徒歩1分という立地を活かして継続して通院しやすい環境を整えています。
気になる症状がある方は、一度ご相談ください。
睡眠時無呼吸症候群とは?
睡眠中に呼吸が止まったり浅くなったりすることで、いびきや日中の眠気、さらには高血圧などの生活習慣病、心筋梗塞・脳卒中といった重篤な合併症のリスクにもつながる病気です。
👉️ 睡眠時無呼吸症候群の原因・症状・合併症について詳しくはこちら
睡眠時無呼吸症候群の検査
2種類の検査を使って、睡眠時無呼吸症候群の診断と重症度を判定します。
当院では、いずれの検査も在宅で行っていただけます。検査機器の受け取り・返却も宅配便で完結するため、検査のためだけに来院する手間はありません。
簡易検査(アプノモニター)
指先と鼻に機器を装着し、いつも通り寝るだけで検査が行えます。簡便に検査ができることが最大のメリットですが、装着した瞬間から検査が始まるため、入眠までの時間も測定に含まれてしまい、無呼吸低呼吸指数(AHI)が実際より低く出てしまう可能性があります。また、閉塞性か中枢性かの鑑別までは行えません。
ポリソムノグラフィー(PSG)
簡易検査に加えて、脳波や胸郭の動きなども検知しながら行う、より精密な検査です。簡易検査に比べて装着の手間はやや増えますが、正確なAHIが得られ、閉塞性と中枢性の鑑別も可能です。
睡眠時無呼吸症候群の治療
CPAP治療の適応があれば、CPAPでの治療が強く勧められます。
適応がない場合には、生活習慣の改善や、歯科でのマウスピース作製などが検討されます。
当院での睡眠時無呼吸症候群の検査と治療の流れ
Step1 問診
まずは問診で、睡眠時無呼吸症候群が疑わしいかどうかを確認します。
疑わしい場合は、簡易検査(アプノモニター)の手配を行います。
Step2 簡易検査の実施
宅配便で届いた機器を装着し、一晩眠っていただくだけで検査が完了します。
検査終了後は、速やかに宅配便で機器をご返却ください。
Step3 検査結果のご説明
睡眠時無呼吸症候群の診断の有無と重症度をご説明します。
重症度によって、その後の治療方針が決まります。
Step4 重症度に応じた対応
① 簡易検査でCPAPの保険適応を満たす場合
CPAP療法の導入手配を行います。
② 簡易検査でCPAPの保険適応を満たさない場合
②-a 精密検査(PSG)をおすすめする場合
多くの場合、ポリソムノグラフィー(PSG)による精密検査をご案内します。基本的にはご自宅での検査が可能で、簡易検査と同様、宅配便で機器のやり取りが完結します。
ご高齢の方など機器装着に不安がある場合は、入院での検査が可能な医療機関をご紹介することもあります。
検査後は、改めて外来で結果をご説明します。
②-b PSGを行わない、または行ってもCPAPの適応とならない場合
生活指導や、歯科でのマウスピース作製をご案内します。
あわせて、高血圧などの合併する生活習慣病があれば、その治療もおすすめします。
院長からのメッセージ
いびき・睡眠時無呼吸症候群の検査については、患者さんの負担を減らすことを当院では最も重要視しています。
検査のハードルが上がることで、診断や治療が遅れてしまうことがないよう心がけています。
また、検査結果によって治療方針が変わったり、追加の検査が必要になったりすることもあります。
患者さんお一人お一人の状態やご希望に合わせて診療を行っていくことを大切にしています。
「症状で困っているけれど、忙しくて検査を受けられない」
「そこまで困っていないから、まだ検査はいいか」
と感じている方にこそ、ぜひ一度ご相談いただきたいと思います。
よくある質問
Q. 簡易検査だけで診断は確定しますか?
診断が確定することもあります。ただし、重症度を正しく反映していない可能性がある場合や、中枢性が疑われる場合には、ポリソムノグラフィー(PSG)まで行うことが望ましいです。
Q. 入院しないと検査できませんか?
外来・在宅で検査を完結することを目指すことができます。大部分の方は在宅でPSGを受けていただけますが、入院での検査を検討するのは、ご高齢で機器の装着に自信がない方、簡易検査の際にも不安があった方などです。患者さんのご希望に応じて対応します。
Q. いびきだけで無呼吸がなくても受診していい?
はい。無呼吸があるかどうかは検査してみないと分かりません。症状がほとんどないのにAHIが高い方もいれば、逆にいびきがひどくても意外にAHIが高くない方もいます。ぜひ一度検査を受けてみてください。
Q. CPAPを使うと日中の眠気はすぐに改善しますか?
個人差はありますが、使用開始から数日〜数週間ほど正しく継続することで、日中の眠気や疲労感の改善を実感される方が多くいらっしゃいます。また、CPAP使用開始後は正しく・長く使い続けることが重要です。開始後の管理についても、ぜひご相談ください。
執筆・監修
溝の口駅前内科・呼吸器内科 院長 高野賢治
(日本内科学会認定総合内科専門医/日本呼吸器学会認定呼吸器専門医/日本アレルギー学会認定アレルギー専門医)
参考文献
日本呼吸器学会 睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診療ガイドライン2020
